話題になっていたので、まだ半分ほどしか読んでませんが
正直おもしろいです。
とってもマニアック・専門的・オタクな内容ですが
素人でも理解できる程度に柔らかくなっていて
スピード感のある書き方なので、肩肘張らずに読めます。
あとから調べてわかったんだけど、訳者の矢野さんが素晴らしいんですね。
翻訳本って読みづらいものが多いけど、この本はすごく読みやすい。
さて、内容ですが
遺伝子操作や生物学などの研究が一部の学者だけでおこなわれ、
さらに成果も一部の関係者だけで囲い込むブラックボックス化が
進化のスピードを弱めてる。・・・というような主張の本。
今、WEBの世界で流行りの共有(シェア)の精神を
こういった分野でも応用していこうよ、ということなのですが、
もちろんデメリットもあるし、反対する人も多い。
(共有で得た情報を悪用して細菌兵器を作れちゃったり、
権利を独占して利益を得ている人が猛反対する・・・など)
性善説で考えれば、とっても理想的で
ともすれば、エシカルビジネスにもつながる
ステキな提案だけど、なかなか難しいんでしょうね。
ちょうど「おぼちゃん」ブームの今なので
そんなことも思い出しつつ読んでます。